林業をめぐる税制について
一口に農林業といわれますが、農業では一般に毎年の投資(必要経費)は1年で回収されます。
数年にわたるにしても、計算は容易なため、必要経費は間違いなく控除されて、税金は極めてわずかであるのは衆知のとおりです。
林業にはこうした配慮がなされているでしょうか。
林業では造林してから収穫できるまで少なくとも4、50年はかかります。
実際に経費のかかる育林期間は10年前後ですが、投資期間が余りにも長すぎます。
・・・したがって造林した者自身が収穫できることはほとんどありません。
造林地を伐採収穫するのは相続人です。
投資者は先代であって、当人は全く苦労も知りません。
また余りにも遠い昔の行為であるため、必要経費などという観念が薄れてしまっているため、いかにも棚ぼた的収入という感じで、その年の通常の収入金額としての税金を納めることは当然とも考えているのではないでしょうか。
・・・つまり事業経営としての感覚が極めて薄いのではないかということです。