80年代の林業労働力再編成と労働運動 3
今日の山村労働力市場においては・・・
「土建の仕事が減り、労働者を使わずに家族や身内の者だけに事業を縮小」、「地元の公共事業も大手業者に奪われ、下請零細業者の仕事確保が困難」、「農村工場などでは最低賃金以下で働かされている婦人たちもあり、解雇や倒産問題が各地で起き」ている(いずれも農村労連機関誌『農村労働者』)など・・・
雇用問題が深刻化しています。
国有林の定期以上の勤務は、このような山村労働力市場の中の重要な雇用の場であるばかりでなく、数少ない安定就労の機会でもあります。
その意味で、国有林における大幅要員削減は、山村労働力市場の不安定性に拍車をかけることにつながるものです。
・・・と同時に、国有林が「財政再建」をめざした「合理化」の手段として、「直用」部分の削減と「民営化」を積極的に推進しようとしているのは、山村労働力市場の今日的特徴・・・
すなわち、不安定雇用の膨大な滞留、に依拠したものとみることができるのです。